日本行動計量学会は、2007年大会(同志社大学) で第35周年を迎えました。これを機に、学会創設35周年を記念する事業の一つとして「35年記念誌」を編集・発行しました。本ページでは,その記念誌がご覧いただけます。どうぞ,本学会の35年の歴史をお楽しみください。
本学会の35年間の歩みを「資料編」として掲載しておりますが、当時の資料が存在していていないものもあり、 不十分な部分もあるかと思います。もし、詳細な情報をお持ちでしたら、 学会事務局までご連絡いただければ幸いです。
次の間違いがありました。謹んでお詫びを申し上げますとともに、訂正方、よろしくお願いします。
なお、本ページに掲載していますPDFには、下記の誤りはすべて修正されています。
場 所 | 正 | 誤 | 訂正日 |
P87 表1内 1982-1985欧文誌編集委員長 | 上笹 恒 | 上笠 恒 | 2008/09/13 |
P87 表1内 2006− 運営委員長 | 菊地賢一 | 菊池賢一 | 2008/09/13 |
1973年9月に日本行動計量学会が発足し、昨年の2007年大会(同志社大学) で第35周年を迎えた。
林知己夫初代理事長(1973年9月〜88年3月)、肥田野直2代目理事長(1988年4月〜91年3月)、水野欽司第3代目理事長(1991年4月〜94年3月)の跡をついで、4代目理事長(1994年4月〜2000年3月)の重責を果たすことが出来た。
この後理事長に就任された、杉山明子氏(2000年4月〜2006年3月)、および飽戸弘氏(現理事長)(2006年4月〜)から、日本行動計量学会史編纂担当委員(責任者)を委嘱されていたにも拘らず、これまで、責任を果たすことができなかった。
今回、昨年の大会が35周年を迎えたことがひとつの契機となり、現理事会に、学会史編纂担当委員を35年記念誌編集委員会に昇格させていただくことになった。
このような経由で、現理事会において認められた日本行動計量学会35年記念誌編集委員会は以下のメンバーである。
委員長:柳井晴夫
副委員長:杉山明子
委 員:岩坪秀一・西川浩昭・馬場康維・丸山久美子・松原望 森本栄一・森裕一・吉野諒三
これらの委員による委員会を2008年の1月に開催し、上記の委員のうち、西川浩昭・森 裕一・森本栄一と柳井の4名で編集の仕事を開始した。
まず、巻頭言は飽戸弘理事長に依頼した。
その後、行動計量学会年表を作成したが、それらの年表の内容を補足する意味で、過去に、理事、編集委員、運営委員、学会賞受賞者などに、「日本行動計量学会35周年を祝う(仮題)」を執筆いただいた。
執筆を快諾して頂いた61名の会員の方々にこの場を借りて謝意を表したい。
なお、林知己夫元理事長はじめ鬼籍に入られた先生方については過去にご執筆いただいた会報の巻頭言を原文のまま掲載させて頂いた。
さらに、巻末には資料集をつけた。
これらの内容を盛り込んだ日本行動計量学会35年誌は、本学会員にとって貴重な財産になりうるものである。
柳井晴夫(日本行動計量学会35年記念誌編集委員会委員長)
はじめに−記念誌刊行の経緯 | 柳井晴夫 | 1 | |
記念誌刊行によせて | 飽戸 弘 | 2 | |
日本行動計量学会年表 | 3 | ||
[第1部] 日本行動計量学会の35周年を祝って | |||
日本行動計量学会35周年を祝う | 山本俊一 | 5 | |
日本の計量心理学者は世界におけるビジブルマイノリティではない | 西里静彦 | 6 | |
行動計量学会35周年を祝う | 高根芳雄 | 7 | |
The influence of the Behaviormetric Society stretches far beyond the boundaries of Japan | Michael W. Browne | 8 | |
日本行動計量学会35周年を祝う | 猪口 孝 | 9 | |
[第2部] 日本行動計量学会の設立まで | |||
日本行動計量学会立ち上げの経緯 | 丸山久美子 | 11 | |
行動計量学シンポジウムについて | 柳井晴夫 | 13 | |
行動計量学の名称に対する私の想い | 池田 央 | 15 | |
行動計量学という名前 | 繁桝算男 | 16 | |
日本行動計量学会と柳井さんのこと | 柏木繁男 | 17 | |
師友に恵まれて35年 | 後藤昌司 | 18 | |
学際研究と学際偏見 | 安田三郎 | 19 | |
サイバネティックスから行動計量学へ | 井上通敏 | 20 | |
日本行動計量学会の発足にあたって | 林知己夫 | 21 | |
[第3部] 創成期における学会活動 | |||
和文誌編集幹事となって | 野元菊雄 | 23 | |
欧文誌第1号刊行にあたって | 印東太郎 | 24 | |
第2代欧文誌編集委員長を担当して | 松原 望 | 25 | |
行動計量学会でお世話になった人々 | 宮原英夫 | 26 | |
行動計量学会と私 | 上笹 恒 | 27 | |
水野欽司先生と日本行動計量学会事務局 | 岩坪秀一 | 28 | |
行動計量学シリーズ刊行をめざして | 青山博次郎 | 29 | |
「データ解析」随想 | 奥野忠一 | 30 | |
林知己夫先生の師縁に感謝して | 宮原守男 | 31 | |
初代理事長林知己夫先生の思い出 | 肥田野直 | 32 | |
[第4部] 発展期における学会活動 | |||
縦書きを横書きに〜会報〜 | 杉山明子 | 33 | |
「事務局」1985-1988の想い出 | 岡太彬訓 | 34 | |
1980年代の役割と期待 | 河口至商 | 35 | |
計量医学の要 | 駒澤 勉 | 36 | |
村落研究と計量社会学的アプローチ | 西田春彦 | 37 | |
日本行動計量学会での活動 | 狩野 裕 | 38 | |
日本行動計量学会との関わり | 佐井至道 | 40 | |
日本行動計量学会第24回大会のこと | 宮埜壽夫 | 41 | |
「行動計量学会誌」編集委員長時代の想い出 | 久保武士 | 42 | |
日本行動計量学会35周年に寄せて | 林 文 | 43 | |
運営委員会活動と行動計量学会 | 山岡和枝 | 44 | |
運営委員・広報委員などとして活動して | 前田忠彦 | 45 | |
「同じ釜の飯を食う」春の合宿セミナー | 大森拓哉 | 46 | |
「シンポジウム担当」運営委員として | 松本正生 | 47 | |
会報の編集を担当するようになって | 西川浩昭 | 48 | |
いくつかのお手伝いを通じて−私と日本行動計量学会− | 森 裕一 | 49 | |
日本行動計量学会35年記念誌の編集に携わって | 森本栄一 | 50 | |
事務局から見た行動計量学会今昔 | 馬場康維 | 51 | |
『林知己夫著作集』の刊行 | 村上征勝 | 52 | |
[第5部] 行動計量学との関わり | |||
隣り付合いの記 | 丘本 正 | 53 | |
文化の行動計量 | 三隅二不二 | 54 | |
パソコン雑感 | 藤田広一 | 55 | |
非対称性の解析と行動計量学とのかかわり | 千野直仁 | 56 | |
「行動計量学」−実践の学問− | 吉野諒三 | 57 | |
独学にも行動計量学会という師匠あり | 足立浩平 | 58 | |
行動計量学、Behaviormetrika への掲載論文 | 岩崎 学 | 59 | |
若い研究者がイキイキ活動できる学会 | 富山慶典 | 60 | |
マーケティングの実学的性格 | 朝野熙彦 | 61 | |
行動計量学に学ぶ | 岸野洋久 | 62 | |
行動計量学と大学入試 | 倉元直樹 | 63 | |
私の研究と行動計量学との関わり−森林から人間へ | 鄭躍軍 | 64 | |
本物の調査者との出会い | 松田映二 | 65 | |
電話調査と行動計量学 | 城川美佳 | 66 | |
行動計量学会との関わりと今後 | 広田すみれ | 67 | |
日本行動計量学会の良き動きとともに | 若山大樹 | 68 | |
多元データの計量化 | 中山厚穂 | 69 | |
日本行動計量学会に参加して | 竹内光悦 | 70 | |
日本行動計量学会35周年に寄せて | 藤井 聡 | 71 | |
[第6部] これからの行動計量学会に望む | |||
今、“行動計量”に欲しいもの | 水野欽司 | 73 | |
行動計量学と多変量時系列解析 | 脇本和昌 | 74 | |
日本行動計量学会への感謝 | 村上 隆 | 75 | |
行動計量学の日本のマーケティングへの貢献 | 柳原良造 | 76 | |
日本行動計量学会の魅力をいかに伝えるか | 木村邦博 | 77 | |
行動計量学会への期待 | 安田裕司 | 78 | |
データ解析について思うこと | 豊田秀樹 | 79 | |
行動計量学と行動科学 | 岡本安晴 | 80 | |
これからの行動計量学会に思うこと | 今泉 忠 | 81 | |
行動計量学でどんな研究ができるか? | 大津起夫 | 82 | |
お料理教室としての行動計量学会 | 木下冨雄 | 83 | |
行動計量学とオペレーショナリズム− 一対比較の数量化とPOSA | 飽戸 弘 | 84 | |
論文−その世俗的な話し− | 林知己夫 | 85 | |
[資料編] | |||
1 歴代役員 | 87 | ||
2 学会大会 | 88 | ||
3 学会賞受賞者 | 89 | ||
4 学会誌の特集 | 91 | ||
5 学会活動 | 93 | ||
5−1 月例シンポジウム・行動計量シンポジウム・講習会 | 93 | ||
5−2 春の合宿セミナー | 97 | ||
5−3 研究部会 | 98 | ||
6 出版活動 | 99 | ||
7 会報巻頭言 | 100 | ||
8 会員数の変遷 | 103 | ||
編集後記 | 104 | ||
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